1/100 ガンダムフルアーマータイプ
=MAKING=

  【元キット】
とても良くできたキットです。
1/144、1/60も良作ですが、1/100は後から出たキットだけあって出来がいい。
特徴としては、パーフェクトガンダムと共通の新規素体に、装甲を被せる構造をしています。
1/144は装甲一体の成形、1/60は既に発売済みの通常版ガンダムに装甲を被せる構造でした。

MGのFAガンダムもありますが、個人的にはこの1/100が決定版という印象があります。
最近、旧キットの再販ラッシュがあったので購入。20年ぶりくらいに作ってみました。

このキットの残念な点は、旧キットなのでポリキャップを使っていない点。
装甲の分、パーツが重いので、動かしているとすぐに関節がへたります。
立たせようとすると膝カックン状態で、後ろへのけぞってしまいます。
そこで今回は、ほぼすべての関節にポリキャップを入れています。 
    改修後の全体像です。
 元がいいので形状はほとんどそのままですが、
 肩アーマーの位置や、大腿部の長さ、角度が変わっています。
 元キットのもっさりした感じが払拭できたでしょうか? 
   【頭部】
 こんな感じで塗装後に組めるようにしてあります。
 ポリキャップで上下方向に首を振れるようにしました。
 顔は切り離して整形。目を少しいじっています。
   また、首接続位置も少し後ろへずらしています。
 胴体側のポリキャップで調整。
   【胴体】
 首、肩、腰にポリキャップを入れています。
 
 腹部の装甲板の形状を修正して、スマートなお腹に直してあります。
 ここを直すと、旧キット特有の、胴体の寸詰まり感が解消されます。
   【腕部】
 左腕シールドはプラ板で厚みを増してあります。
 手首もプラ板で微調整。

 肩アーマーは接続方法を変更し、丸穴の位置をずらしています。
 怒り肩気味になって迫力アップを狙っています。
   【腰部】
 腰アーマーを分割すれば可動範囲が広がるのですが、
 今回はシルエット重視で変更していません。
   四角いパーツはそのままだと装甲板に埋まってしまって、メリハリに欠けます。
 そこで、切り離して、プラ板で厚みを追加しています。
 これで塗装も楽になります。

 また、サーベルは余剰パーツとして捨てることになるのですが、
 もったいないので腰にマウントしました。
 ここはMGを参考に。
   【脚部】

 太ももをハの字に開けるように、ロール軸の関節を追加しています。
 ジャンクパーツから適当に持ってきました。
 太ももの上部を切り欠いて調整。
 
 ヒザ、足首にもポリキャップ追加。
 ここは素立ちのポーズをとるのに重要です。
   【バックパック】
 キャノン砲の接続をポリキャップにしています。
 構造上、ポリキャップを隠して仕込むのが難しい部分なので、あえての丸出しです。
 塗装のしやすさを優先しました。
 ポリキャップも塗装してしまえば、ほとんど目立ちません。



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